悩んでる時ほど本が沁みる

こんばんは。今週は仕事分担してる人が一週間休みで忙しい。あと4日もあるのやだな。

電話もでないといけないし、憂鬱だ。仕事中ずっと電話のこと考えてる。

 

帰宅してからも、メルカリで出品したもので少しトラブルがあった。こちらに落ち度がないのに返品になりそう。結構メルカリで出品してるがこんなことは初めてだから驚いた。個人間のやりとりはこういうデメリットがある。鬱。

 

嫌なことがあるとそれに注意の大半をもってかれる。ただ、今日は本読んでたらなんかそれもどうでもよくなってきた。「パルクの文学講義」という本を読んでいる。

ノーベル賞作家がハーバード大で小説について語った連続講義を翻訳したものらしい。まだ第一講だけどとても面白い。

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小説っていうのは、「物語の全体像を主人公たちの目を通して見る」ということ。遠くから物語全体を眺めていると思ったら、不意に物語のなかにいる個人の考えや気分に同調していたりする。

「遠くから物語を眺める自分」と「物語の世界に同化する自分」の間を揺れ動きながら、主要人物たちの行動や考えに物語全体の中での意味を与え、内と外両方で楽しむ。ちょっと難しくて内容があっているか分からないが、感覚的にしっくりくるし、普段深く考えず行っている小説を読むという行いを理論的に考えていく過程が興味深い。続きが気になる。

 

内容が簡単には理解できないのもいいね。人間一度に二つのことは考えられないから、「これ何言ってるんだ?」と思いながら本読んでたら、前半の悩みどうでもよくなってきた。

やっぱ一度悩みが頭から離れると気持ちがリセットできる。なんなら本は、何か悩んでる時の方が没頭できると余計に幸福感を感じる。